【髪のお手入れの時短】美容師が教える風量強めのおすすめドライヤーとメーカー
キレイな髪を保つためのお手入れとして欠かせないのがドライヤー。「自然乾燥派」なんて言う男性もいますが、ボウズ・ベリーショート以外の方はドライヤーで髪を乾かした方が髪と頭皮に断然良いです。
そんなドライヤーですが、「時間がかかって面倒くさい」と思っている人は多いかと思います。
特に髪が長い人、ボリュームの多い人はルーティーンの中でけっこー時間を食う作業だったりします。
本日は、そんな長ったらしいドライヤータイムを少しでも軽減するための、時短ドライヤー選びをご紹介したいと思います。
総合的なドライヤー(メーカー)の評価ではなく「時短」だけにスポットして紹介しています。
時短ドライヤーを購入する前の注意点!
まず、髪を早く乾かすためにドライヤーを買い替え上で、注意しておきたいポイントを3つ紹介します。
高い温風は髪に悪いので風量が大切!
髪を早く乾かせるためには大量の風と高い温風が重要になってきますが、美容師の観点から言うと「高い温風でのドライヤーはNG」です。
理由は高い温風でドライヤーは髪そのものを痛めてしまうから。
この条件で髪をできるだけ早く乾かすとなると、風量が最も大切で、この能力(機能)を重視しなければなりません。
風量は1.3m3/分以上が理想
ドライヤーの風量を表す単位に「〇〇m3/分」がありますが、この単位は1分間に移動させる空気量を表しています。つまり、〇〇の数値が大きければ大きいほど
風量が多く、ドライヤーの時短力が高くなります。
※m3=立方メートル(リューベ)
その数値の最低ラインが1.3m3/分で、これ以上ないと風量が少ないと感じると思います。美容室で使う分には少し物足りない感じもしますが…
消費電力(ワット)を確認
風量とドライヤーの消費電力は比例していて、強い風量を求めると消費電力であるワット(W)数が高くなります。
一般的にドライヤーは600~1000くらいのワット数ですが、風量が強めの物になると1000以上になります。これは電気代にも関係しますが、家庭用のコンセントではブレーカーが落ちる可能性もあります。
ひとり暮らしの場合、大体30A(アンペア)くらいがブレーカーの落ちるラインですが、仮に1200Wであれば12Aを使う計算になるので、エアコンや電子レンジなどと一緒に使用するとブレーカーが落ちる可能性は高いです。
風量ナンバーワンはダイソンのスーパーソニック
引用:【Dyson公式サイト】ダイソン公式オンラインストアからダイソン スーパーソニック
- 風量:2.4m3/分
- 価格:45,500円
- 電力:1,200W
ダイソンのドライヤーとしてご存知の人も多いと思いますが、風量だけで見ると最も高いのは「Dyson Supersonic」です。
風の温度が低いのも最大特徴で、「髪に優しい温度で早く乾かせるドライヤー」で言えば、ドンピシャの商品です。
ただし、価格はドライヤーとしてはかなり高額で、家庭用ドライヤー相場の3~4倍に匹敵します。
お値段を気にしない場合はスーパーソニック一択と言って良いくらい圧倒的なパフォーマンスです。
高コスパの時短ドライヤーはコイズミ・モンスター
引用:【コイズミ公式】MONSTERダブルファンドライヤーKHD-W720
- 風量:2.0m3/分
- 価格:4,017円
- 電力:1,200W
お手頃の価格で高い風量を求めているならKOIZUMIのダブルファンドライヤー・モンスターがオススメです。
また、風の温度も低く設定されて、安くて強いだけでなく髪に対してのケアも配慮されている作りになっています。
「COOL」「LOW」「HIGH」「TUBO」と4段階で風量が選べる仕様なので、電力消費も状況によって切り替えできます。
気になる点は風量相応の「音量」で、利用者の低評価意見で一番多いです。
オールラウンドなら時短ドライヤーはテスコム・TID2500
引用:プロテクトイオンヘアードライヤーTID2500| 株式会社テスコム
- 風量:2.2m3/分
- 価格:7,580円
- 電力:1,300W
ダイソン・スーパーソニックの風量、コイズミ・モンスターの価格の両方をいい塩梅にまとめてくれているのがテスコムのTID2500ドライヤーです。
商品 | 価格 | 風量(m3/分) |
ダイソン | 45,500円 | 2.4 |
テスコム | 7,580円 | 2.2 |
KOIZUMI | 4,017円 | 2.0 |
表を見てもわかるように、風量は両者の中間に位置しています。ダイソンのお値段を別格と考え、抜いて考えると風量だけならテスコムが最も高い数値を叩き出しています。
また、プロテクトイオンという静電気を軽減させる機能もついており、KOIZUMIのモンスターよりも髪への負担は少ないと言えます。
気になる点は消費電力の1,300W。今回紹介した中では一番高いため、電気代とブレーカーが落ちる可能性は最も高くなります。
まとめ
以上が美容師の目線で「キレイな髪を保つ&ドライヤー時間の短縮」のためのドライヤー(メーカー)の紹介でした。
どれも魅力的なドライヤーではありますが、今持っているドライヤーのスペック・価格と比べると違いがもっとわかるかと思います。